「お前、ふざけてんの?」


「いやいや、冗談ですよ!半分!」


半分かよ・・・


俺は少しイライラしながらも
ベンチに座った。


「先輩!今日はプレゼント持ってきたんです!」


「プレゼント?」


「はい!!先輩に借りた漫画のお礼もかねて!」


「なにくれんの?」


そういうと桃菜は持ってた紙袋から
洋服を出してきた。

だが、その服はどう見ても女物の
ピンクのワンピースだった。


「・・・・・・」


「どうですか!?先輩に着てほしくって!!」


「着ない」


「え~・・・!なんで―――」