握手している手を見ると、
ホントにもうすぐ消えると察したのか、藍は叫んだ。


「私、蓮のこと大好きだから!!絶対忘れないから!」


「俺も、お前のこと大好きだ・・・」

「へへへ・・・、
なんか照れるね・・・」


お前の大好きと俺の大好きは別ものだ、
だから本当は、違う言葉で言いたいんだ・・・


もう、消える・・・

「藍、さよなら―――」



愛してた