「それで、反応は？」
直央の言葉に頷いて微笑む。
「直央の言った通りだったよ。
ヒナちゃんはヒナちゃんだった」
よかったって呟く直央。
やっぱりなって顔の晴大。
さすがヒナちゃんって顔の愛斗。
みんな、ヒナちゃんを信じてたんだ。
まだ転校してきて間もないのに、
クラスの人とも生徒会のメンバーとも、
こんなにも打ち解けるなんて……
ヒナちゃんはすごいね。
最初は共学プロジェクトの話も聞いてなかったし、俺から聞いた時のヒナちゃんの驚きと焦りとで混じった表情は忘れられない。
自然と、助けなきゃって思ってた。
守ってあげなきゃって……。
