「高野さん、だったね?
高熱が出てそのまま意識を失っちゃったんだ。」
「そう…だったんですか…」
ここまでひどかったなんて、
全然気づかなかった。
「高野さんは、自分のことより周りのこと!って人だから、自分の体調に気づくのが遅れたみたいだね」
「ごめんね…仕事がたくさんあったからだよね?」
やばい…
私、みんなに迷惑かけてるんだ。
「い、いえ!大丈夫ですよ!
それよりも、迷惑かけてしまって…」
そう言うと、真琴先輩は首を振った。
「迷惑じゃないよ。
だから、自分を責めないで」
真琴先輩は、本当にスパイだ。
どうやって私の心の中に入ってきてるんだろう?
どうやって見抜いてるんだろう?


