離れていく2人の先輩の背中を見て、
泣きそうになる。




晴大くんと愛斗くんが、手を握ってくれてて、すごく安心した。




最後まで見てよう、と2人を見てると、

突然、真琴先輩が振り返った。




「ヒナちゃーん!!」



大きく手を振りながら、大きな声で。




「信じてるから!!
愛してるよ」




他にもたくさん人がいたのに、
そんなの御構い無しにいう真琴先輩に私が恥ずかしくなって顔が赤くなったけど


すごく嬉しかった。




「私も!信じて、愛してます!」




同じように大きく手を振って、

みんなに見られようが御構い無しに。




真琴先輩と直央先輩は再び前を向き直して、
歩き出しだ。