何を話そうかなんて思いつかなかった。
それよりも、さっきの一言がショックで、
でも…どうにかして話そうとした。
「あの……」
「…ごめんね」
私が話そうとすると、
真琴先輩はイスから立ち上がって、温室を出ようとした。
ダメ……これじゃ、ダメなんだ。
真琴先輩と、話さなきゃダメなんだ。
傷ついてるのは、私だけじゃない。
真琴先輩だって本当は、傷ついてる。
真琴先輩に私の話を聞いてもらうには……
…………ひとつしかない。
「待ってください!!」
今までにないくらい、
大きな声が出た。
真琴先輩も驚いて、立ち止まって振り返る。
久しぶりに、目があった気がする。


