「私がいるから、
私に気を使ってるから、
真琴先輩は……来ませんよ」
きっと、そうだから。
「……へ?雛子ちゃんと真琴、
何があったの?」
当たり前の反応だと思う。
鳥羽くんも愛斗くんも私を見て、目を見開いて驚いてる。
「……真琴先輩が風邪のとき、
……キス、されたんです」
「「「え!?」」」
3人の声がきれいに重なった。
こんな話をしていいのか分からなくて
でも、この状況を、どうにかしたくて。
ただその一心だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…