その後、私と宮間先輩は先に生徒会室から退室して、学生寮に行くことになった。




学校の隣に建っている寮は、立派すぎてなんとも言えない。




外見も内装も本当にキレイで豪華。

おじさんらしいな…なんて思いながら、
最上階に案内された。




「生徒会のメンバーは最上階って決まりなんだ」




「…扉が違う」




通ってきた時に普通の部屋も見てきたけど、
明らかにここだけ違う。違いすぎる。


普通の木の扉じゃなくて、真っ白なオシャレな扉。




そしてその真ん中に入る宮間先輩。




「俺と高野さんはここの部屋。
右が愛斗と晴大。左が直央だよ。

どっちかに高野さんを…ってなったとき、
高野さんが危ないからってことで
俺の方になったんだ。」




…なるほど、そういうことでしたか。