…なんでだろう。
嬉しいはずなのに、素直に喜べない。
なんで?戻れるんだよ?
…ううん、分かってる。
真琴先輩と…この学校で出会ったみんなと離れたくないんだ。
「……戻りません」
「え……?」
真琴先輩を見ると、目を見開いて
私を見ていた。
「…真琴先輩たちと、みんなと……
一緒にいたいっていう気持ちが強いから。
そりゃあ、九州のみんなにだって会いたい。
でも、真琴先輩たちと離れるのは
もっともっとイヤなんです」
すごく優しくしてくれた、
引っ張ってくれた、
助けてくれた。
そんなみんなと離れるのは、
すごく寂しい。


