ヲタ恋っ!

それから、少しトークしてから、私は家事をするからとトークをきった。



翌日。

[おっはよー!放課後楽しみだね!]

「おはよ。うん、楽しみ。」

そんな風に会話しつつ、自分の席に座る。

「あ、そうだ。夕貴君?ってどの子?」

昨日から気になっていたことを聞いてみる。

[えっとね…あの子だよ!クラス違うから会うことないかも。]

指差された先にいたのは、金髪でピアスを開けた、いかにもヤンキーというような人だった。

校則的にアウトだろ、と思いながらも黙っていた。

「あの…金髪の人?」

[そうだよ。見た目あんなだけど、いい人だよ。]

「そうなんだ。」

ちょっと信じられないなぁ…。

なんて、楓には言えず、その代わり、放課後のプランを聞いてみた。

すると、特に決まってないようなので、どんなことがしたいかとか、あーだこーだ言って盛り上がっていた。

『はい、これが噂の遠藤さんです。』

突然聞こえた河田君の声の方を見ると、キラキラ光る金色の髪が見えた。

【え、本物じゃん!】

『だから、言っただろ?』

どうしたらいいの、この状態。

「あ、えっと…夕貴君だよね?」

【俺の名前知ってんの?!めっちゃ嬉しい!】

「楓に聞いたの。えっと、よろしくね?」

【こちらこそ!その、美玲ちゃんて呼んでもいいですか?】

「別に大丈夫だけど…。」

わざわざ聞かなくても、呼んだらいいのに。

【ありがとう!】

そう言って、彼は教室から出て行った。

『俺は夕貴みたいに、お前のこと好きじゃねぇからな?』

「…分かってます!」

何この人、いちいち言わなくていいよ…。