人気な女子と地味な男子。


「……ちょっと笹谷くんに声かけてくる」





驚いている友達を横目に、笹谷くんの元へ歩いていく。


一応、先生にも笹谷くんのこと頼まれてるわけだし、


私が声かけるのはおかしくないよね。





「笹谷くん」


「……あ、山下さん」





お弁当を食べる手を止め、こちらを向く笹谷くん。