「おはよ〜友美!」 「友美ちゃん、昨日言ってた漫画持って来たよ!」 「今日も遅刻ギリギリだな友美(笑)」 高校1年、山下友美。 私は人気者だ。 人気者と言っても、天性の恵まれた人望なんてものは持ち合わせていない。 ――これは私の努力の結果。