「うん、今日もうめぇな(モグモグ)」 なぜかこうやって毎日のように私のお菓子を食べにくる。 こうなったきっかけは、2週間前の部活帰りのこと―― 「今日のシュークリーム、かなり上手にできたな〜。帰ったら1人で作ってみよう!」 部活が終わって、調理室から帰る途中の廊下。 ふと窓を見ると、窓から少しだけ銀色の髪が見える。 「あ、綺麗な髪……」 吸い込まれるように窓に近づいて覗き込むと、銀髪の男の子が壁にもたれて寝ていた。