「は?何言ってんの?
コイツが言う事聞かないのが悪…」
「やめて!もうやめてよ!!」
私の大声に、さすがの舞華も思わず後ずさった。
「なんだー、まだ残ってるのかー?」
先生らしき声と足音が、トイレの向こうから近付いて来るのを耳にし、舞華はチッと舌打ちをした。
「…んだよ、気分悪い。
皆、もう行こう!」
舞華は怒りの表情をあらわにしながら、トイレから出て行こうとした。
トイレの入り口前で、舞華が足を止めて振り返った。
「…春、覚えとけよ」
そんな言葉を残して、舞華は彩達を引き連れて去って行った。
「……大丈夫?」
私は、床に倒れたままの深友に声を掛けてみた。


