真のキズナ-honto no kizuna-



なのに、めげずに学校に来て、舞華のいじめに必死に耐えて、ずっと1人で、深友は戦ってるんだ。


私…なんてちっぽけだったんだろう。


自分の事ばっかり考えて、相手の事を考えないで、舞華の目の前で、いじめられてる深友を黙って見てるだけ…。


これじゃ、私も舞華と同じだ。


私は、覚悟を決めた。


「まだ行かねーの?こんだけ殴られ蹴られしてたら、普通行くだろ」


舞華はケラケラと笑いながら、床に倒れた深友のお腹を踏みつけた。


「や……めて」


「…あ?春、なんか言った?」


「や………やめてよっ!」


声を張ろうと力を入れたら、予想以上に大きな声が出た。


私の言葉を聞いた舞華は、嘲笑うように私を見て来た。