急にキツい口調になった舞華の言葉を聞いても、深友は唇を噛み締めて、何も言おうとしなかった。
「……っ 生意気なんだよ!!」
「や…っ!」
深友は舞華におもいっきり突き飛ばされ、床に尻餅を着いた。
「そんな汚い床に触れるんだから、あたしの頼みも聞けるでしょ?ねぇ」
ニタニタと笑いながら、バカにしたような口調でそう言う舞華を見上げて、深友は顔を青ざめさせた。
「オラッ、行けよっ!」
深友が言う事を聞かない事にイライラした舞華は、深友を何度も何度も足で蹴り倒した。
深友の頬には、濃い痣が出来ていた。
毎回毎回、殴られ蹴られ、引っ叩かれ……深友は、ずっとずっと辛い思いをして来たんだ。


