真のキズナ-honto no kizuna-



頭…おかしいよ、舞華は……。


私は、隣にいた彩と顔を見合わせた。


実は、私が今このグループに居れるのは、彩が声を掛けてくれたから。


だから私は、彩とこのグループ内で一番仲が良い。


LINEでも、2人でよく話している。


「おっ、来たか?」


舞華の声が小声になった。


舞華の予想通り、頼りなさそうな足取りで歩く足音が聞こえて来て、深友が女子トイレに入って来た。


「ねえねえ神田さ~ん」


舞華がワントーン高い声でそう呼んで、深友の体がビクッと反応した。


深友…めっちゃ怯えてるじゃん...


「トイレん中にさ~、トイレットペーパーの芯落としちゃったんだよね?」