救いたい。
手を差し伸べたい。
願望だけが膨らんでいく。
行動に、移せればな…
それからも、深友に対するいじめは途絶える事なく続いていた。
外の倉庫に閉じ込めたり、水溜まりの前で背中を押して転ばせたり。
ついこないだは、舞華のペンケースが無くなっていて、
「先生。 神田さんが、私のペンケースを盗ったんです」
と、深友の省にしたりもした。
深友は、とにかく大変そうだった。
制服を汚され、1人だけジャージを着ていたり、机の落書きを一生懸命消していたり、先生に呼び出されて、怒られたり。
その事が全て、舞華にとっては面白くて、愉快らしい。


