真のキズナ-honto no kizuna-



「…明日から深友の事無視しない?」


さすがの皆も驚いたのか、暫く黙っていたそうだが、結局最終的には


「…うん」


と、誰もが頷いていたそうだ。


…そして次の日から、深友の悪夢のような日々が始まった。


昨日まで仲良く喋っていたグループに無視され、避けられ、教科書や上靴を隠されたり、時には体操服が捨てられていたり。


ついには、暴力までふるわれるようになってしまって。


…ここまでは、彩とか沙羅とかに、LINEでバレないようにこっそり聞いた話。


深友はこれまで、どれ程の苦しみを経験しただろう。


どれ程、傷付いただろう。


深友の身体も心もきっと、もうボロボロになっている筈だ。