『大好き』と『愛』の違い


『ハァ、ハァ……し、しんどっ!!』




新しいクラスが書かれた表の前は多くの人で溢れかえっていた



その群れから少し離れた所で大きく肩を上下させ息をする

周囲の目が痛いほど突き刺さってきてるけど私は気にしないっ!!




「なら、時間に余裕を持って行動しろ」




艶のある黒い前髪をかきあげため息をつくのは中御寺藍俊


中2のころ同じクラスになったのがきっかけで仲良くなった親友くん


そんな彼に言い訳まがいのことを告げた




『いや……中学の…ハァ……HRなら……は、走らなくても…間に合った…』

「ひとまず呼吸を整えろ」





既に私への興味は薄れこちらを見るのは藍俊のみ




胸に手をあて沢山の酸素を吸い込み二酸化炭素を吐き出す





『ふぅ。あっ!私何組だった?誰と一緒?藍俊は?同じクラスなの?』


「お前は落ち着くということが出来ないのか。」


『いっ!!っ!はなひてよー』




ぎゅむっといったらいいのだろうか

そんな音を立て私の柔らかい両頬を左右に引っ張られる



痛いです。