どうしたら、佐々木みたいな、あんな夢を持つことが出来るんだろう…… さっきまで、会ってて話をしていたはずなのに。 離れてしまえば、佐々木は急に遠い存在になってしまう。 声だけが耳から離れなくて、 頭の中をリピートする。 会いたいな、佐々木に。 誰も居ない真っ暗な部屋の中で、そんなことを思っていた。