「ブレーカーじゃないみたいだな。キャンドルがあったからこれで我慢しろ」
「あ、ありがとうございます」
「オーナーには一応連絡いれたから」
「なにからなにまで・・・」
キャンドルに火をつけた一ノ瀬くんはそれを側におき、私の隣に座った。
キャンドルの淡い光は、少しだけ心が落ち着く。
静かな空間。
2人きり。
その事実が、私の胸の高鳴りを助長する。
「どうせ朝まで助け来ないだろうし、寝るしかないぞ」
「あ、は、はい」
寝る・・・。
この状況で、眠れる気がしません。
隣に一ノ瀬くんがいて。
2人きりで。
こんな風に考えてしまうのは、私だけなんでしょうね。
一ノ瀬くんは、慌てる様子もなく落ち着いています。


