「今日もいい天気~!!
......あ、みなみはチャイナドレス、赤だからね!
ひぃっ!!
...も~~~ごめんね?そんなに嫌なら言ってくれればよかったのに~」
「何度も言ったっつの!!!」
「うぅ~。だって、みなみ絶対似合うと思ったんだもん!!」
「そんなこと言われたって!!!あたしがこんなの着るわけないの、華が一番知ってるはずじゃんか!!」
「うん、知ってるよ!?でも、新しいチャレンジも大切でしょ!?」
「絶対ウソ!華は自分が着たかっただけでしょ!?」
「......う、まぁそれもあるけど!でも、みなみが似合うと思って...っ」
そう言ってポロポロと涙をこぼし始めた華。
いつもなら『ごめん!』って言えるかもしれない。
でも、今のあたしにはできなかった。
どうしようもなくムカムカしてて、負けを認めたくなかった。