溺愛レスラー!!




周囲に警戒しながらも、急いで渡り廊下へと向かう足取りは、なぜか軽かった。





渡り廊下へと続く曲がり角へ着いた瞬間......





「西館はどうでしたか?」

「異常なしです。」





「......ッ!?」


先生の会話が聞こえた。





なんでここで話してんだよっ!



あと......ちょっとなのに。





そーっと曲がり角から様子を見てみると、どうやら歩きながら話している様子。



いたにしても、歩いてるだけマシか。





先生が東館の曲がり角を曲がった瞬間......




あたしは忍び足で渡り廊下の真ん中まで来た。