華の背中に隠れて、心の中で悪態をついていると、
「ちょっとみなみ~~!王子様が来てくれたんだから、挨拶ぐらいしなって~~」
「っわぁ!!ちょっ!!!」
あたしの首を掴んで前に押しやりやがった。
「こんにちは、霧島さん。」
「......どーも。」
ドキドキしている心臓とは真逆に、睨んでしまうあたしはホント可愛くない。
だって......
前キスしちゃったとことか、頭にボンって浮かんできちゃうし、いつだって思い出しちゃう。
そんなの、すっごい気まずいっていうか、あたしが変に意識しちゃう。
「んじゃっ!!邪魔者は消えるねぇ~~ん♪」
さっきからニヤニヤしていた華は何を考えたのか、ピースしながら去っていこうとする。
「ちょっ!!は、華ぁぁ~......」
あたしを置いていかないでよッ!!

