十和も無事に 受験に合格した。 地元の大学から 新幹線で2時間 看護学校に合格した十和は あたしが俊に付き合って 毎日閉じこもっているあいだに ひとり暮らしのアパートへと 引っ越してしまった。 形見、 パーカーをもらった。 十和の匂いは 2週間足らずで消えてしまった。