曇り空【仮】




もう、
疲れた



どうにでもなってしまえ。




「十和」




「なに?
珍しいのな、お前から話しかけてくるなんて」




人の通らない田舎道


手を引いて軽く
唇を触れさせればそれが合図




深くなるキスに
すべて、
すべてを委ねたいと思った。



「唯奈、
俺のことまだ好きデショ。」


「まさか。」