「ねぇ、琴音?好きなの?あいつのこと。」は?
「え…?あいつって…誰?」
「あいつっていったらひ…」口をとっさにふさぐ。なんでばれた!?
「ちょっと!ここで言わないでよ!男子いるんだし!」
時すでに遅し。止めようにももう止められない。
「先輩‼恋話しましょー!」「好きな人いるんですかー!?」と様々な声が。こうなったらヤケだ。
「しょうがない。恋話しますか。」
「やったー!」なんでこんなことになったんだろ。
「そのかわり‼ 優馬君も参加ね。」こうなったら、男子部員も巻き込んでやる。
「え、俺もですか。分かりました。」
「最初誰言う?」
「そこは、やっぱり琴でしょう。」
「私…!?なんで!?」恥ずかしいんだけど…
「だって響のことが好きなのか知りたいもの。」うぅ…美保が悪魔に見える…
「…分かったよ。はっきりいうと響のことが好きだよ。」ヤバい、すごい恥ずかしい。
「ふーん。告白しないの?」
「するつもりだよ。今日電話で。」ヤバいヤバいヤバい、言っちゃった。
「ふーん。頑張って!」ん?優馬君顔暗っ!どうしたんだろう。そんなこと考えてるうちに時間が来た。
「先輩、時間が…」
「うん。そろそろ終わりにするよー」
「はい!」