「響、今日電話していい?」
「なんで?何か用事?」低い声で聞かれる。私この声好きなんだー!
「まぁ、そんなところ。人がいる所だとしにくい話もするかも。」実際は、話がしたいだけなんだけどね。まぁ告白も出来たら良いんだけど…
「ふーん。じゃあ19時ぐらいにかけて。多分起きてるから。」やったー!話をしながら浮かれていると思っても見ないことが。
誰かに背中を思いっきり押されたのだ。
『いってーな。誰だよ全く。失礼きわまりないやつだ。』とおもってたらまさかの知り合いだった。
「美保…毎回飛びつくのやめてよ…」
「だって琴ー!大変なのー!」
「何が。」
「楽譜忘れた。」ガクッ…それだけかよ。「なんの楽譜忘れたの?」
「コンクールのー」
「それなら持ってるよ。貸してあげる。だから大丈夫。」そういいながら私は楽譜を取り出す。
「良かったー!琴大好き!」美保が抱きついて来た。
「やめろ。レズでもないのに抱きつくな。」
「」「」「」「」「」「」「」「」