「・・・・・・言ってなかったから、ちゃんと言っとくね。 ・・・・・・好きだよ、北川くん。 ワタシなんかを好きになってくれて、ありがとう」
後頭部に告白の返事が返ってきた。
振り向くと、吉野さんの方が僕と顔を合わせまいと明後日の方向を向いていて。
だから勝手にそっと吉野さんの手を握ると、吉野さんの首までもがみるみる赤くなっていって。
それが可愛くて可愛くて。
暫くそのまま歩いていると、
「ワタシ、絶対浪人しないから。 大学受けまくって、必ずどこか1コは受かるから。 だから、本当に北川くんがワタシの行く大学の近くの学校を受験してくれるって言うなら、1コも落とさずに全部受かってね!! そうでもしないとワタシたち、一緒にいるの無理だから」
突然吉野さんが喋り出した。
「任せといて!!」
自信満々にそう答えてみたものの、実際僕はそこまで頭が良いわけではない。 でも、やるしかない。 だって、吉野さんといたいから。



