傷む彼女と、痛まない僕。




 「・・・吉野さんが、男の人に触られるのが嫌だから。 ・・・・・・僕は、吉野さんが好きだから」

 「・・・え」

 僕の突然の告白に、吉野さんの足が止まった。

 告白のタイミングを間違ったのかもしれない。 というか、シチュエーションも違うのかもしれない。 そうだ。 マンガとかだと、校舎裏とか公園に呼び出してしてたかも。 何分初めてなもので、勝手が分からない。 どうしよう。 やり直したい。

 告ってしまってからドキドキしだす僕の心臓。 苦しいくらいに強く鳴る。

 吉野さんが歩くのをやめてしまった為、僕も止まらざるを得なくて、でも、恥ずかしさと緊張で僕の脳内は大混乱で、吉野さんの顔を見る事は出来なかった。