傷む彼女と、痛まない僕。




 -----------次の日。

 吉野さんは今日も学校を休んだ。

 LINEをしても、相変わらず返事はない。

 どうしたのだろう。 何かあったのだろうか。

 ・・・小山くんなら、何か知っているだろうか。


 「・・・小山くん、吉野さんが欠席の理由、何か聞いてる??」

 小山くんの席に近づき話しかける。

 気まずさは大いにあれど、吉野さんが心配な気持ちの方が大きかった。