嫌なアイツ






座る位置を途中で換えアイツの胸にあろう事か両手を背中に回し私はしがみ付いてた…



アイツは私を抱き締めてくれてた…

そして大きな浮輪から落ちない様にバランスを取りながら…



水に落ちた瞬間もアイツは私を抱き抱えてくれてた…


水面に上がって来て足が付かない事に気付いた私は…

慌てた…


でもアイツが私の側に来て…



アイツが私の両手を自分の首に巻き付けて私を抱き締め歩いてプールサイドの方へ歩いて行ってくれた…


その時もアイツと私の身体は胸同士が当たってる状態だった




身長の差が30cm以上も違うとさすがに…



深いプールでは…

足が着かない…

だから怖い…




でも何故か?助けに来てくれる…


助けてくれるのは嬉しいんだけど…



目立つのが…

困る…




プールサイドに着くと足がチョンチョンでつく様に成った。私はアイツから離れると…


アイツが先にプールサイドに上がるとアイツは私に向かって右手を出した。


私はその右手を自分の左手で握り…



思いっ切り力いっぱい右手をひっぱった