嫌なアイツ




挙式も無事に終わりホテルに移動するのに私はドレスのまま翔の車に乗った。

翔もタキシードのまま…


泣きっ放しの私だったので目も鼻も真っ赤っ赤…

翔は笑ったけど…

でも優しい目をしてた。


兄達は自分達の車で移動し両親や仲人さん友達は貸し切りバスに乗ってホテルを目指して車を走らせた。


ホテル前に着き私と翔が車から降りるとみなさんの注目の的に成ってしまった…

そして…

翔にお姫様抱っこをされいつの間にか?カイザーとジュリアも両横に来て私は翔に抱かれたままホテルの中に入って行った。



思っきり目立ってるんですけど!!

私は恥ずかしいので降ろして貰おうと思ったら昶がデジカメやカメラで写真を撮り始め本当に目立ってしまってた。


気にする様子もない翔…


廻りも同じ…


私は視線を浴びながら我慢して披露宴会場まで翔に抱っこされたままだった。




披露宴も無事に始まり長い長い時間はあっと言う間にラストに成ってしまった。


父と母に花束の贈呈の時に翔は父と母に何か?を言い花束を渡してた。私も翔のご両親に宜しくお願いします。と言い花束を渡した。

また父が泣き出し母も泣き出しそして翔のご両親も泣き出したからまたまた大変に成った。