翔は驚く私を観てクスクス笑いながら言った。
私は逃げて来ただけで翔に一生、償わなきゃいけないの?
そう想ってると…
『嘘だよ。償いなんていらない。愛莉が俺から離れないでずっと側に一緒に居てくれればそれでいいから…』
翔は私の髪を撫でる様に触り私にキスをしてきた。
私は翔の側から離れる気なんてそもそもはなから考えて無かった…
翔だけをずっと待ちそして翔だけをずっと見詰め追い掛けて来た。
だから私が離れるなんて絶対にあり得なかった。
有り得ない事と言えば…
私は翔の事を【嫌なアイツ】だとずっと思ってた。
行く所、行く所、全てに翔が居たから…
翔が現れてたから…
モールに行った時も海莉に誘われて行ったプールにもアイツ(翔)が何故だか?居た。
強引で人の話を聞いて無い翔に私はあんな奴!大嫌い!!
って思ってたし実際に翔の前でも言った事があった。
なのに今は明日、挙式を控えてるなんてね…
本当に有り得ない話だよ…
私には考えられない話だったのに…
私が翔との過去を振り返ってると…
『なに?また愛莉の得意技!百面相してるよ?』
百面相はいつから私の得意技に成ったんだ?


