嫌なアイツ





翔は起き上がり上半身裸の下はスエットのズボンだけ…


と言う格好で私の方へ近付いて来た。



私は思考停止状態のまま翔に手を引っ張られベットに連れて行かれそのまま抱き締められた。



……………………。


意味が…


意味が解んないんですけど???



なんでこっちでわざわざ挙式をするの?


確かに7月に入ってこちらの方が少し涼しいのは解るけど…

だからってわざわざ長野で挙式する事なんて無いでしょ!!



私は何の為にここに来たと言うの?



『愛莉が逃げるんじゃ無いかな?って思ってたからさ!開業祝いパーティーの時に愛莉の様子がおかしかったかし…』


翔は私を抱き締めながら言った。



何も言わずに黙ってる私に…



『この3週間、愛莉の様子を観ててこっちで挙式を挙げる方が無難だなって思ったし俺が愛莉に全部任せてねって聞いたらいいよ!って返事をしたからさ。それでこっちで挙式する段取りをしてたんだよ。』


翔の言う言葉をちゃんと受け入れられないでいる私…



嘘だ!

夢だ!


心の中でまだ現実を受け入れられないで無駄だと解ってても抵抗をしてる…



『愛莉?もう諦めたら?』


溜め息交じりに言う翔。