嫌なアイツ





《何の話をしてるんだよ!!》


海莉に由良さん、兄に杏さんがこちらにやって来た。



【あぁ。翔君と愛莉の挙式の日取りを決めてたんだよ。】



言わなくていい事を言う両親…



【私達が翔君と愛莉ちゃんの仲人に成るんだよ。】


由良さんのお義父さんが言うと…



「親父!それマジで言ってんの?」


由良さんは目を丸くして言った。


【あぁ~そうだよ。相川さんも安曇さんも翔君も承知してくれたからね。】


由良さんのお義父さんはハッキリ言った



「翔マジでウチの親が仲人でいいのか?止めといた方が良くねぇ~か?」


翔に向かって言う由良さんに…


『いや…。由良の親父さんとお袋さんで俺はいいよ。』


翔はしっかりした返事を由良さんに返した。



[親父?そんな急に決めて愛莉の気持ちをちゃんと確認して確かめたのか?]


兄が父に言うと…



【愛莉だってずっと翔君の帰りを待ってたんだ…。これ以上待たせると可哀想だろう…】


父は兄に向けて話した。



兄だけが私の心の中の心境を解ってくれた様な気がした。



私はずっと黙ったまま下を向いてた。