嫌なアイツ





結婚!!!


誰が?

誰と?



〔愛莉と翔君二人の結婚式に決まってるだろう!〕


父はそう言い母を連れ翔の両親と一緒に事務所の中に入って行った。



残された私達…


翔、私、海莉、由良さん、兄さん、翼さん…


みんなで目をパチパチしながら…



「翔!!やったじゃ無いか!お義父さんがお前の事をちゃんと認めてくれてたんだよ!」


由良さんは笑顔で翔の肩や背中をバンバン叩き…



[翔!良かったな!俺も親父があんな事を言うなんて思って無かったからビックリしたけどおめでとう!翔!]


兄は翔の頭に手を置き髪の毛をグシャグシャにしながら笑顔で言った。



私はその光景をただ観てるだけだった。



【愛莉ちゃん?大丈夫?突然の事で驚いてるだろうけど…。おめでとう!良かったね。お父さんがあんな事を言うなんて私も驚いたけど…。本当に良かったね。愛莉ちゃん!!】


海莉にも笑顔で言われた。



私の頭の中は真っ白に成ってた。



翔も言葉を発せず…



翔と私の時間だけがゆっくりとスローモーションの様に流れて行った。



〔兄貴。愛莉ちゃん本当に良かったね。おめでとう!〕


翼さんが言った。