【愛莉ちゃん。今度こそ…。今度こそは幸せに成って…。翔さん今度こそ姉を離さないでちゃんと捕まえてて…。愛莉ちゃんをもう悲しませないで泣かさないで苦しめないで…】
海莉は涙を流しながら泣きながら翔に向かって言った。
『海莉ちゃん…。有り難う。愛莉の事は俺に任せて。俺が責任を持って愛莉を幸せにする。今まで悲しませた分、愛莉を幸せに大切にするから海莉ちゃんは心配しなくていいよ。安心して…。』
翔は泣きじゃくる海莉に話しをした。
「海莉?翔も愛莉ちゃんも二人共もう大丈夫だから…。愛莉ちゃんが言う様に俺達は大空の側に帰ろう。いつか又4人でここにへ来て日の出を観に来よう。」
由良さんは愛しい海莉を抱き締め頭を撫で優しい声で海莉が泣きやむまでずっと声を掛け続けそして抱き締めてなだめてた。
そんな姿を観てた翔と私は空が随分、明けて来た事に気付き由良さんと海莉をその場に置いて元いた場所に戻る様に歩いた。
丘の上に到着すると東の水平線がオレンジ色やグレーの色が混じり合い日が昇るよ!と知らせてる様に観えた。
グレーの色がオレンジ色に変わって行く
雲が掛かってるみたいな感じだった。


