私は海莉に由良さんと家に帰る様に話した。
大空にとって大切な母親である海莉がここに居るべき場所ではないから…
大空の側にいなきゃいけないのに私の所にいちゃいけないと海莉に帰る様に話した。
【私、嫌!愛莉ちゃん達と日の出を一緒に観たいし愛莉ちゃんと一緒にここに居たい!みんな一緒に家に帰るの!!】
海莉の駄々っ子が始まった…
由良さんは両手を腰に置き大きな溜め息を吐きその様子を観てる翔はクスクスと笑いだし私はダメだこりゃ~!!と両手を上に上げた。
こう成ってしまった海莉はテコでも動かず言う事を聞こうとしない…
由良さんもそれが解ってるので大きな溜め息を吐いたんだと思うし翔も笑うしか無かったんだ…
私が由良さんの開業する日なんだから事務所の事も手伝わないとダメなんだから帰る様に話を始めると海莉は下を向き黙った。
私はその姿を観て今度、落ち着いたら4人で来ればいいじゃないの?と海莉を帰らす様に話を進めていくと海莉もちゃんと聞いてくれた。
【愛莉ちゃん絶対に約束だからね!翔さんも由良も絶対に覚えててよ!愛莉ちゃんは直ぐに忘れるんだから!】
海莉はそう言った。


