嫌なアイツ




絵葉書を貰ってからの私は地に足が着いてない…


と言う感じだった。



私は6月24日が後一日と言う所で憶病風に吹かれてしまい家に引き籠もってしまった。



【愛莉ちゃん。明日は開業の日だから朝9時に家に来て頂戴ね。】


海莉からのメールを読んだ私は慌てて車に乗り店に急いだ。



そう…


開業祝いの胡蝶蘭を送るのを忘れた…


私は店に飛び込み胡蝶蘭を観て一番いいのを棚から降ろし赤と白のお祝いカードに朱筆で開業祝いと書きそして黒筆に持ち替え安曇愛莉と名前を書いた。


棒にカードを貼り胡蝶蘭に刺し白和紙で花を包みラッピングを新しくしセロファンを張り梱包し始めた。


夕方までに出さないと時間指定で由良さんの事務所に届かない…


私はなんて事をしたんだろう…

忘れるなんて…



私は送り先を送り状に書き込みそして宅急便に電話を入れ荷物を取りに来て貰う様に依頼した。



時間を聞きもう一つ生花で花束を創り梱包し一緒に送れる様にした。


運送屋さんが来て明日時間指定で大丈夫だといい持って帰ってくれた。


いちようこれでOKかな?



私は焦ってたので作業が終わってから気が付いた。