【愛莉ちゃん?そんな水着、選んだら色気なんか全く無いじゃない!!】

と大きな溜め息を吐いて言う海莉…



私は家にある水着で十分…



ワンピースタイプのあの水着で…


そう海莉に言うと…



【愛莉ちゃん?そんなんだから26にも成って彼氏が出来ないんだよ!】

と痛い所を海莉は突いて来た…




そう…


何を隠そう…

私はこの26年間、彼氏と呼べる人とお付き合いをした事が無かったんですよ…

付き合っても一週間と保たない…

保った!
と喜べば自然消滅に成ってたり…



ことごとく男雲の悪い私…



それを観てた海莉…




はぁ~
男なんてどうでもいい…

所詮、男なんて浮気をする生き物…

父みたいな堅い仕事をしてる人ですら浮気をする人はするんだからさ…



私は浮気をされたりしてたので本当に男の人を信用する…


と言う事をしなかった。




相変わらず海莉は楽しく水着を選んでる


私はショップの外に出て噴水の前の椅子に座った。



噴水を眺めて…


今まで数少ない人との付き合いを思い出してた。


20歳までしか付き合った事がない…