海莉が出産の為、病院に入院した。



母は毎日の様に海莉の様子を観に行ってその後、私の作業場に来るのが日課に成ってた。



〔愛莉?貴女ちょっと頑張り過ぎなんじゃ無いの?〕


母は心配そうな顔をして私に言った。



私がお母さんの気のせいよ!!
と返事を返し仕上げなくちゃいけない作業を進めた。



〔海莉ね…。予定日が過ぎてしまってるから凄く神経質に成ってしまってるのよね…。愛莉ちょっと悪いんだけど貴女、海莉の病院に行ってくれない?〕


母の言葉に私が由良さんが居るんだから由良さんに言えば?と返事を返すと…


〔海莉…。由良さんの言葉を聞かないのよ…。何だか?右から左に流れてる感じでね…。由良さんは入院してから毎日、海莉の病室に行って話をしたり聞いたりしてるんだけど…。海莉の態度がね…〕


大きな溜め息を吐き言う母…


その姿を横目で観た私…



〔ねっ!愛莉!〕


母は私に海莉の所へ行かせたいみたいだった。


私は作業の手を止め締切りに間に合わないから無理だと母に話しそして子供が産まれたら海莉に逢いに…

赤ちゃんに逢いに行くと話した。