私は由良さんと海莉にこの絵葉書とカードの事を話した。


誰からなのか?解らないこの絵葉書やカードを観せて。



「これ…。毎週末に必ず届く絵葉書やカード類って…」


由良さんが眉間に皺を寄せテーブルに並べられた絵葉書やカード類を手に取り言った。



私が頷くと…



「愛莉ちゃん。これって…。多分メッセージが込められてるよ…。」


由良の言葉に私は何を言われてるのか?解らなかった。



「最初の一ヶ月の4枚は雨が降ってる絵葉書や女の子が泣いてるカードだよね。その次がお祈りしてる人や教会のカードだよね。そして今月は道に雲に太陽のカード。」


由良の言ってる意味が全く解らない私はただ首を傾げる事しか出来なかった。



「愛莉ちゃん?俺の勝手な解釈かも知れないけど…聞いてくれる?」


由良の問いに私は黙って頷いた。



「翔が居なく成ってから最初のカードは愛莉ちゃんに泣かないで…って言うメッセージが込められたカード。その次が祈りや誓いを交わす教会。約束や誓いを忘れてない。忘れないで。と言うメッセージで今は道、雲、太陽。道は愛莉ちゃんなんだと思う。そして自由に形を変えて大空を動く雲、そして太陽。愛莉ちゃんに近づいてると逢いたい…ってメッセージだと思う。」


由良は言った。