嫌なアイツ





女の人は…


〔申し訳ありませんでした。私こう言う者です。〕

と名刺を出して翔に手渡した。



『あぁ~!初めまして。おはようございます。今日は宜しくお願いします。』

と翔が頭を下げた。



私が首を傾げてると



『今日、お世話になる人だよ!』

笑って言う翔。



私は…
あぁ~!!
モデルの話?

と聞くとそうだよ。と翔は言った。



私は慌てて頭を下げ挨拶をした。


〔お二人とも支配人が言ってた以上に美男美女じゃないですか!犬ちゃんも連れて来て貰って済みません…〕

と頭を下げて来た担当の方。


〔えぇ~と…妹さんご夫妻は?〕

聞かれて私は車の中に居てます。と答えると案内して頂けませんか?と言う事で私達は駐車場に戻り海莉と由良さんを呼んだ。


〔まぁ~妹さんご夫妻も美男美女じゃないですか!〕


と驚く…



美男美女じゃないのに?

翔と由良さんは誰が見ても…
女の人なら尚更だけど振り返る…
そんな人達なんだけども…

海莉は彼氏とかずっと居てたから可愛いのは解るけど…

私は…


『愛莉?また考え事をしてるのかな?』


翔が声を掛けて来たので我に返った。