嫌なアイツ





由良さんも負けじと海莉にキスをした途端、海莉が真っ赤に成って下を向いてしまった。


凄く新鮮で…

私と翔がクスクス笑うと海莉が拗ねてしまった。


拗ねた海莉を由良に任せ朝ご飯をテーブルに運ぶのを手伝ってくれた翔。


席に着きいただきます!と手を合わせお箸を取り機嫌の直った海莉と4人で喋りながら楽しく朝食を食べた。



後片付けをしコーヒーを煎れ時間がまだあったのでゆっくりしてた。


ぼつぼつ時間になりカイザーとジュリアを連れ車に乗り白樺まで車を発進させる翔の後ろを由良さんと海莉が付いて来る事になった。

私は白樺までの道を案内する事になり翔にナビをした。



思ってる以上に車が空いてたので約束の時間20分前に白樺に着いたので車から降りカイザーとジュリアの散歩をする事にした。

翔と二人、カイザーとジュリアを連れ散歩をしてると…


〔安曇さん?愛莉さんでしょうか?お隣りの方は哀川さん?翔さんですか?〕

と知らない女の人に声を掛けられた。


翔は…

『俺は哀川翔です。隣りに居るのは婚約者の安曇愛莉ですがなにか?』


翔も不思議そうな顔をして女の人に聞いた。