私が翔に用事がないのなら帰ってくれと話をすると翔は海莉と饗庭さんからの伝言があるからといい私に伝えた。


『海莉ちゃんと由良から愛莉にここへ来て欲しいって…』

翔からメモ用紙を受け取り…

中を観て私の動きが止まった。


メモ用紙に書かれてたのは長野の私が今まで住んでた家だったから…

翔が海莉と饗庭さんから私と一緒に来る様に言われてると言った。


一体なにを考えてるのやら…


私は溜め息を吐きながら後ろポケットに手を入れ携帯を取り出し海莉に電話をいれた。



【愛莉ちゃん?どうしたの?】


海莉は普通に電話に出た。


私が翔からメモを貰ったから電話をしてるんだよ!

と言うと海莉は…


【そう!じゃ先に行って待ってるから必ず来てよ!】


海莉が言った。



私は行かないよ!と答えると…



【ダメだよ!来てくれないと…もう私達家に向かって車の中なんだから…それに店を閉めてこっちに車で2~3時間で着くでしょ?明日は日曜日なんだからみんなでゆっくり出来るじゃない。だから待ってるからね!必ず翔さんと2人で来てよ!じゃ来る時に電話してね!】


と海莉は人の返事を聞かずさっさと電話を切ってしまった…