嫌なアイツ





饗庭さんと翔はまたハイタッチをして饗庭さんは海莉を連れて扉の向こう側へ行ってしまった…



あぁ~
もうダメ…
もう家に帰りたい!



下を向いてると…


『愛莉?由良と海莉ちゃんの為にも成功させような!』


翔を観ると…


翔は優しい笑顔と目を私に向けた。



私のドキドキは超MAXだったのに…

キスされて…

落ち着いた…



ドアマンさんや他の係りの人達の前で私は翔にキスされた。



〔ではここで…。もう一組、登場して頂きます!皆さま新郎新婦に盛大な拍手を宜しくお願い致します!〕


アナウンスが聞こえ



扉が開き…



拍手と共に聞こえる


愛莉!!

翔か?


の声に声…


拍手は盛大だった。



『愛莉?行くよ!』


翔の声に私は頷くと翔は私と歩調を合わせ歩いてくれた。



キャ~!きゃ~!言う声の中…


私は前の雛段に座る饗庭さんと海莉を睨み付けてた。


それに気付いた翔が私の耳元で…



『愛莉?スマイル!って言ったでしょ?披露宴ブッ潰す気なの?』

その言葉に…


私は睨むのを止めスマイルを決め込んだ