嫌なアイツ





みんなでプールに行った時と同じ事を言った翔に私はそのまま黙ってしまった。


会場に成る場所を発見し私は翔の手を引き受付に行った。



海莉の場所を聞く為に…


まだ誰も来てないみたいだったから…


先に海莉に逢いたくて仕方が無かった。



受付の人が場所を教えてくれて私は翔に早く!早く!と急かし手を引っ張って歩いた。



場所に着くと…



饗庭家…

安曇家…


と書いてあり部屋が分かれてた。


その横に海莉が居る


そして饗庭さんも…




私は翔に海莉の所へ行くから哀川さんは饗庭さんの所へ…

言い掛けた時…


「愛莉ちゃんに翔なの?」

と饗庭さんが部屋から出て来た。



饗庭さんはグレーのモーニングを着て私の創った花をフラワーポケットにさしてた。



「愛莉ちゃんすげぇ綺麗!!」

饗庭さんが言った。



私が…

あのね…
うちの妹と結婚する人が姉の着物姿を観て綺麗とは何事?

と言ったら饗庭さんが…


「翔だって愛莉ちゃんの着物姿、綺麗って思わないか?ウェディングドレス着させたらもっと綺麗なんだろうな…って思わね?」


饗庭さんは翔に問い掛けた。