[そっか!愛莉お前もあのジンクスを信じてるのか?愛莉は翔君と一緒に観たのか?]
父が珍しく訊いて来たので私は翔と二人で観に行って今日は一人で見に行った。と答えた。
父がそうか…
じゃ叶うといいな…
そんな言葉を掛けてくれた。
母も知ってるのか?何も言わず父と私の会話を聞いてた。
朝食も済みシャワーも浴び仕事に出掛ける準備を早々に始めてると母が部屋に来た。
母は父との会話の事を話しだした。
聞いてビックリ!
父と母もあの丘で誓い合い3年後にまた逢いそして結婚したと母に告げられた。
母は私に…
〔今は辛いだろうけど応援してるから愛莉頑張りなさい…〕
そう言って部屋を出て行った。
母があんな事を言うなんて…
正直、驚いた。
父や母に応援して貰えてる事が解っただけでも私はそれで十分だと思った。
翔と違う道を辿ったとしてもそれは仕方のない事だと…
きっと理解し諦めがつく時が来る…
今は苦しくて辛くて哀しいけど…
いつか?
笑顔でずっと笑って過ごせる様な日々が訪れると信じて…
みんなの幸せを願って…


